胸郭 thoracic skeleton

交連骨格で全体像をつかむ。ことに晒した骨では肋軟骨がほとんど残っていないことに注意しよう。

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1. 胸郭 thoracic cage
・胸郭上口 superior thoracic aperture (1-1), 胸郭下口 inferior thoracic aperture (1-2)
・肋骨弓 costal arch (2)
・胸骨下角 infrasternal angle (3);成人で70〜80度.
・胸郭示数 =(胸矢状径/胸横径)× 100
ヒトと他の動物でどのように違っているか
2. 胸骨 sternum
= 胸骨柄 manubrium of sternum + 胸骨体 body of sternnum + 剣状突起 xiphoid process
・胸骨柄 manubrium of sternum (4)
・鎖骨切痕 clavicular notch (5) --- 胸鎖関節 sternoclavicular joint (6)
・胸骨体 body of sternum (7)
・胸骨角 sternal angle (8);生体で触れてみよ。
解剖学あるいは臨床上の意義は
・剣状突起 xiphoid process
骨化時期は極めて遅い(中年期)
3. 肋骨 rib
・各肋骨の湾曲,捻れを比較せよ。
・上位と下位の肋骨の特徴はどうか
・左右はどのようにしたら判定できるか
・肋骨 rib = 肋硬骨 rib + 肋軟骨 costal cartilage
・肋骨頭 head of rib (9) ---- 肋骨頭関節 joint of head of rib
・肋骨結節 tubercle of rib (10);costa XI, XII にはあるか ---- 肋横突関節 costotransverse joint
上の二つの関節をあわせて肋椎関節 costovertebral joint という。
肋椎関節の運動モデルを「バケツの取っ手」の動きで考えてみよ。
胸郭全体の運動はどのようなものになるだろうか
・肋骨角 angle of rib (11)
・肋骨溝 costal groove (12);何が走るか?
すべての肋骨にあるか
・鎖骨下動脈溝 groove for subclavian artery (13-1)・静脈溝 groove for subclavian vein (13-2)(第一肋骨の)
・前斜角筋結節 scalene tubercle(第一肋骨の)(14)

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