2003年サイクルレース

2003取手グランプリ(12月29日,取手競輪場,晴れ)
取手サイクルクラブの本年最後の練習会のあとに,毎年恒例の取手グランプリが行われました。今年もS級に入れてもらいました。本命(?)の二人が欠場していますが,千トラを17秒という人も新たに参加していますし,ベストが13秒というクラブ員もいます。車番5で出走しました。スタートと同時に誘導員(大薗宏選手:S級1班)の後ろをとりますが,隣でジャンがなるまで並走している人がいます。誘導員が退避するや否や2番,6番,3番車が捲っていきます。最終の第1コーナーで,脚は十分にありますが,1番車にふさがれ出るに出られません。バックでようやく空いたので2センターをちょっと大回りして踏んで2位に浮上。しかし,ギアが重すぎたのか(50×15T)最後が伸びません。そのまま車輪半分差でゴールとなりました。自分としては2センターからよくぞ追いついた,とちょっと驚きです。こりゃ,筋トレと30秒モガキ3セットがこの冬の課題でしょうか。昨年のこのレースでの課題の20秒は,マシンを新調したのですが,かないませんでした。来年こそは...
無酸素パワー測定(12月2日,筑波大学体育科学系)
初めての体験で,コンビのパワーマックスVIIを使って無酸素パワーを測ってもらいました。まずは,ペダルを交換して,サイクリングシューズでウォームアップです。テストはパワーマックスに組み込みの10秒間の無酸素パワーテストです。この結果,763ワットの無酸素パワーとでました。これを馬力に直すとちょうど1馬力(hp)となりました.... 体重当たりのパワーは12.7ワット/kgとなります。
------------------------------------------------------------------
test	load(kp)	max rpm		power (w)	peak power
------------------------------------------------------------------
1	4.0		161		544		631
2	6.0		133		699		781
3	8.0		 91		629		717
------------------------------------------------------------------
ついで,Wingate無酸素パワーテストです。これは体重1キロあたり75グラムの負荷を掛けて30秒パワーマックスを回すというテストです。私の場合は負荷は4.5kpとなります。気を取り直してテスト開始です。必至にモガキますが,気持ちとは裏腹にペダルは重くなっていきます。周りの声援を受けて最後のお願いの土下座ポーズです。この結果,平均パワーは545ワット,最大パワーは662ワット,最大回転数は150rpm,最大回転数の到達時間は5.3秒とでました。パワーの落ち方がそんなに極端ではないのは,力を出し惜しみした,結果であるとテスターから言われました。30秒のテストと聞いて,「こりゃあかん」と頭が解釈したようです。
-------------------------------------------------
time		rpm	power (w)	%peak power
-------------------------------------------------
 5		150	543		82.0
10		150	648		97.9
15		143	604		91.2	
20		130	544		82.2
25		118	493		74.5
30		106	438		66.2
-------------------------------------------------
同時に乳酸値を測ってもらいました。Wingateテストの3分後の乳酸値は11.77mmol,5分後の乳酸値もあまり変らず11.68mmolでした。われながら良くもこんな値が出たな〜と感心しました。
JCRC第7戦アートスポーツ杯100km(10月19日,群馬CSC,晴)
快晴に恵まれた秋の群馬CSCで私の今季最後のロードレースに参加しました。クロモリのアンカー・ネオコットのフレームでの初レースです。種目は,無謀にも,100kmです。暖かな日差しの中をEクラスに混じってスタートです。2周回は先頭集団に着いていきましたが,やがて第2集団になります。無理をせずにとにかく完走を目標にマイペースで走るうちに,Bクラスにもラップされます。半分を過ぎてからの心臓破りの丘は,用意した24T,27Tです。残り1/3くらいからは,つりそうな脚をなだめながら,心拍の急変(85 〜150bpm)に不安を感じながらも,とにかく完走あるのみの悲痛な決意で走ります。この時点で登りは10km/hくらいのスピートになっていますが下りになると45km/hになるので,再び気を取り直して走り続けます。ようやく完走したものの,あまりの惨めさにしばらく立ち上がれませんでした。群馬や修善寺での100kmって甘くはありませんでした。目標を3時間20分においていたのですが,まったく届きませんでした。リタイヤしなかった自分を慰めてあげますか...
Eクラス100km(17周,102km) 3:45:21.959 29位/35名(出場48名)
第56回千葉県民体育大会自転車競技会(9月28日,千葉競輪場,晴)
前日にエム.マキノ サイクルファクトリーから独走仕様のピストができ上がってきました。今日はバックがかなりの向かい風です。試走をしてみた時点で「こりゃ,20秒は無理か」と早くもマイナス思考です。まずは小手調べにケイリンの予選です。ジャンが鳴ってペダルを踏んでみるものの追いつかず,ビリから2番です。ケイリンには48x15は向かないようです。次回は50X15を試してみます。
ケイリンでのウォーミングアップも済んで,いよいよ1kmTTです。スタートはまあまあ。200mを過ぎてバックでDHバーに持ち替えますが何かしっくり来ません。1周目のバックの向かい風は何とか乗り切れ,ホームでの追い風をうけて第1センタにはいります。このあたりから,向かい風,コーナー,脚の売り切れがミックスしてDHバーがフラフラします。大垂れが明らかに自覚できて,そのまま何とかゴールです。HDバーとディスクホィールを持ってしても20秒の壁は切れませんでした。自分にとってはそれほど悪い記録ではないのですが,機材の効果は今回は現れなかったようです。
ケイリン 予選7位/8人
一般1kmタイムトライアル 1分23秒38 第12位/34人 
第40回茨城県サイクル大会(7月27日,取手競輪場,曇り|晴れ)
先週に引き続きピスト競技の大会に参加しました。ホームグラウンドの取手で気張らずに行ってみるつもりです。先週と同じくトレカのホィールを借りて48X15のギア比で1kmTT,ケイリン40歳の部とチームスプリントに申し込みました。
1kmTTはスタートから「クソッ,クソッ」と声に出して行きましたが,600mですでに売り切れた感じです。最後の半周は乳酸でコチコチになりながらの走りでしたが,先週ほどには垂れなかったようでした。気持ちとは裏腹にベストタイムがでました。トレカのお陰でしょうか?
ケイリン予選は初めから先頭誘導員の後ろに着く戦法を取ってみました。これがうまく行って,余力を残しての2位で決勝進出となりました。決勝も同じ戦法で行きました。これだと恐い思いをしなくて済みます。ジャンがなって捲られたのに飛びついたのですがあと一歩及ばずでした。そうそういつもこの戦術が通用しないでしょうが,次回は最後尾からの捲りを試してみようかと思います。段々とケイリンが面白くなってきました。
チームスプリントは千トラの結果を買われて,第3走者で走りました。第1走は中学生,第2走は20代の若手です。スタートから上手く行き,2走もちょっと垂れたもののまずまずです。3走に代りスピードアップするものの,疲れが出てきて最後の半周はゼーゼーハーハーでした。なんと結果はAチームと0秒3しか遅れてないという上々のものでした。
1kmタイムトライアル  1分20秒84
ケイリン40歳の部   3位
チームスプリント(取手サイクルクラブB:熊倉,田野倉,高井)1分37秒92
CSC 2003 マスターズ・障害者自転車競技大会(7月20日,修善寺,曇り)
日本サイクルスポーツセンター北バンク(400m)での大会です。カテゴリーはF(55〜59歳)です。友人からバトンホィールを借りて48Tx15Tのギアで20秒を切るべく,まずは1kmTTに挑戦です。2周目までは快調に回した(つもりですが,尻がペコペコ浮いていたとか)のですが,あとの200mは子泣き爺を背負っているかのようでした。またも20秒は切れませんでした。

ケイリンは主催からプレゼントの6番車の勝負服での出走です。内側から抜け出せずに終わりました。今回は少し戦法を勉強しました。次回は後方から捲る戦法を試してみようかと思います。

30歳の二人に「お楽しみですから」と誘われたチームスプリントは今回の一番気合いが入ったレースでした。ヘロヘロのスタートでハスラれないかと一心に踏んで踏みまくりました。結果は後の二人がカバーしてくれたようで,思いがけない入賞となりました。ちょっと次への期待を持たせてくれました。

カテゴリF(55〜59歳)1000mタイムトライアル 第3位 1分23秒457(出場7名)
カテゴリF ケイリン 第5位(出場8名)
オープンの部 チームスプリント(サイクルショップクロサワ:高井,坂田,黒澤)第4位 1分30秒59(出場11チーム)
ツール・ド・美ケ原高原自転車レース大会2003(6月29日,浅間温泉〜美ケ原頂上,曇り)
コースは距離21.6km,標高差1270m,平均勾配7.27%で,噂通りに,温泉街を抜けて美鈴湖までの5キロは15%の劇坂のある難所でした。コースも狭く,すでに歩きの参加者も多く見られました。ここは無難に38Tx27Tでクリヤーしました。しかし,美鈴湖の平坦地を過ぎての登りで,24Tにギアをいれるのですが,27Tと干渉してうまく入りません。21Tも24Tと干渉してしまい,踏み込むたびにリヤでチェーンが外れそうになります。やむなく27Tをくるくる回して登ります。途中の緩やかな坂も27Tで回しますが,コースの半分も行かないうちに気分は萎えてしまいました。ようやく頂上付近の下りでアウターにいれますが,ここでも踏み込むとリアがうまく入りません。てな調子で終わりました。
下山後に確認したら,なんとBBの溶接部に亀裂が入り,ダウンチューブにまで亀裂が入っているではありませんか! これで,踏み込むたびにBBが裂けそうになりチェーンリングがゆがんで,チェーンラインが狂ったのでした。かくして,フレームはお釈迦になりました。チタンだから一生ものと思っていたのですが....
男子Eクラス 1:32:48 クラス順位 26位(112人完走),総合順位 555位(1791人完走)
第25回エンペラーカップin真壁サイクルロードレース大会(6月1日,茨城県真壁町つくし湖周回コース,曇り時々雨)
5年ぶりのエンペラーカップを三連勝のメンバーと楽しみました。アップを始める頃からポツポツと降り始めた雨はスタート時には本降りとなりました。県道の折り返しパートは追い越し禁止という規制もあって,逃げてもここで捕まるのは必至と分かっているので,レースは坦々と展開していきます。おかげでトップ集団をキープすることが出来ました。タイトなコーナーもそつなく無事にクリヤーしていきますがトップ集団は崩れずに最終の登りに入りました。案の定ここでアタックがありますが,たまらずに中段で切れてしまいました。が,最終コーナーに入る頃は後ろも離すことが出来て入賞することが出来ました。5年前のタイムとは25秒の遅れでしたから,まずまずです。
男子E 5周(18.0km)第5位 31分33秒524(完走15名)
平成15年度茨城県民総合体育大会自転車競技(5月25日,取手競輪場,晴)
前回の記録会同様に当日参加でピスト競技に挑戦です。今日は競り種目もいくつかありますが,思い切ってケイリンを申し込みました。ギア比は50Tx15Tで行くことにしました。まずはハロンです。今回は前回の失敗に学び(?),第2センターからの下りスピードを利用して第1センターに上がって駆け降りる戦法をとりました。2度目のハロンですが,前回よりはましな記録がでました。こりゃ行けるかな,とスケベ根性が...
続いてケイリンです。オープン参加もへったくりもなく,強豪の2組で出走です。スタートラインの自転車を保持してくれる係員を信じて止まったら,何と,受けてもらえずスタート前から落車です。ジャンが鳴る前にはすでに前者から千切れそのまま6着でゴールでした。2列の並走は怖くて怖くてヒヤヒヤものでした。これで終りかと思ったら,順位決定の敗者同士のレースにも出場です。一人だけ外の列を走り,中に入れもせずしているうちにジャンが鳴り,もうスパートする気力も無く6着ゴールでした。結局15人中の14位という結果でした。やはり,競り種目はだめです。戦術が全く分かりません。これが3度目のケイリンでした。
一番狙っていた千トラではなんとかテンションを上げようとローラーで集中です。始めの400mはまあまあ何とか,600mで鐘が鳴ったときはかなり足にきていてスタート地点に戻ってきたときは,あれっこれでゴールじゃないよねあと半分だよね,と言い聞かせてヘロヘロ状態でペダルを踏みます。やっとゴール出来たものの,走り切った感じはありません。でも,タイムを聞けば自己ベスト2の記録でした。やはり,50Tx15Tじゃ重いかな〜。
200mハロン 13秒75
1kmタイムトライアル 1分22秒81
第1回茨城県自転車競技連盟記録会(4月29日,取手競輪場,晴)
当日のオープン参加で県車連のピスト競技にチャレンジしました。種目は200mハロン,1kmTT,4kmTTです。200mハロンでは50Tx15Tを試してみましたが,足が回らず不完全燃焼で終わりました。周りからの勧め(?)もあって,1kmTTは48Tx15Tで臨みました。千トラの出だしは良かったのですが,最後の200mは回せずに終わってしまいました。またまた20秒は切れませんでした。DHバーとディスクホィールに20秒を切る夢を託そうかとまたまた悩みます。4kmTTは仲間のDHバーを借りてみました。まったく未知の領域でどのようにペースを作ったら良いのか皆目分からずでした。周回毎にペースはちぐはぐで,終わってみればそれほど疲れてもいませんでした。またも不完全燃焼でした。ピスト競技の難しさを改めて思い知らされました。
200mハロン 14秒45
1kmタイムトライアル 1分23秒95
4kmタイムトライアル 6分21秒58
JCRC第2戦(4月20日,群馬CSC,雨)
強い雨と霧のレースとなりました。ギアには12-27Tを選び,空気圧を6.5キロにセットしました。たっぷりと30分かけてからだを温めスタートラインに着きました。雨でスリップしやすいコンディションで皆さん慎重でした。おかげで下りでも離されず,登りで詰めて,そのまま下りにつなげて,自分のコース取りが出来ました。心臓破りの丘もそれほど苦しく感ぜず,最後のゴールスプリントで2着を取ることができました。何と言っても天候が幸いしたと思います。帰りは猿ケ京温泉で冷えたからだを温め,須川宿の匠の里を訪ねました。
Oクラス 3周(18km)第2位 33分26秒981(完走14名)
JCRC第1戦(3月29日,日本CSC,曇)
今年の初めてのレースをJCRCに選びました。例によって右回りのコースです。スタートしてからはゆっくりペースで登っていき,下りもついていけましたが。1周目の3.5キロの池ノ上休憩所で集団から千切れてあとは一人旅です。この段階で6位。2周目の池ノ上休息所でまたまた抜かれ7位に。登りでつめて,下りで離されるというシャレにならないパターンです。最終回ではこの休息所で前の二人を射程にとらえた感触をえました。そして,1号橋をわたってゴール前の登りで一気に二人を抜き去って5位でゴールできました。ご褒美の賞品はサンダルでした。昨年のこのコースの記録よりも30秒ほど良いタイムでした。冬季練習の効果が出たようです。(池ノ上休息所の写真はニューサイクリング誌による)
Oクラス 3周(15km)第5位 33分14秒589(完走8名)

<-- 前の2002年ロードレースに行く  --> 次の2004年ロードレースに行く
サイクルレースの目次にもどる  有閑シニアのホームページにもどる 有閑シニアのブログにもどる