11月10日(日)に福島県川俣町(かわまたまち)で開催されたサイクルロゲイニングにカミさんと初めて参加してきた。このイベントは地図に多数(今回は76ヶ所)設置されたチェックポイント(以下CPと略す))を自由に選び出し,自由なコースと順序で制限時間(今回は5時間)内に巡るというものだ。チェックポイントには点数が割り当てられており獲得した点数を競うゲームだ。CPは店舗,農園,公共施設,寺社,名所旧跡などがありそれぞれ異なった得点が割り振られている。見つけにくいCPやたどり着くことが難しいCPは高得点が与えられているようだ。さらに,CPでの種々の体験(乗馬,織物など),買い物,食事などでボーナス得点が付いたりする。地形図とCPの得点を読んでコース設定の作戦を立ててチームで交通ルールを守ってサイクリングしながら獲得した得点を競うゲームだ。本大会はチームは2〜5名で構成し,必ずチーム単位で行動するという条件がついていた。
日本ロゲイニング協会とウィキペディアによれば,ロゲイニングは1976年にオーストラリアの3人によって始められスポーツで創始者の名前(ロッド,ゲイル,ニール)の頭文字によっている。日本では2002年に菅平でウォーキング・ランニング形式のロゲイニングが開催されたという。オリエンテーリングとの違いはポイントを順番に全て回らなくとも良いというところだ。このロゲイニングを自転車でやってみようというのがサイクルロゲインングだ。
この大会は今回(第2回)からウォーキング部門が追加されて「川俣サイクル&ウォーキング ロゲイニング大会2024」と銘打って開催された。
早朝5時に自宅を出発して常磐自動車道・磐越自動車道を走り船引三春ICで降りた。7時前の気温は2℃との表示に気持ちとともにカラダも震え上がった。30kmほど県道・国道を走り大会場の川俣中央公民館に着いた。
バイクの支度を整えて受付を済ませた。ゼッケン,地図などを受け取り開会式を迎えた。(下に掲載した地図とCP一覧は大会の数日前に送られてきたもので両資料ともに正式なチェックポイント番号が記載されてない。したがって,あらかじめ沢山の得点を稼ぐためにコースを検討するには完全ではない。大会当日に会場で配布された地図とCP位置説明書にはCPの写真と概要説明が記されていた。)
開会式始まる前にさっそく我がチームは地図とCPをにらみながら作戦を立てた。開会式ではルールの説明,ゲストの紹介やら町長さんの挨拶があったがコース取りの検討で上の空であった。
10時のスタート時刻になって我がチームはヒルクライムコースを設定して市街地の山地を目指し,まずは牧場訪問と乗馬体験のチェックポイントへと乗り出した。会場の川俣中央公民館のスタートゲートをくぐりヒチコックの映画よろしく(古いネ)北北西に進路をとる。が,最初の信号でおおかたのチームは左折して南西に向かっていった。我々のほかに2,3のチームが直進して国道114号線に乗り入れた。
CP504の道の駅川俣ではスノードームが展示されていた。ここで放射線に関するクイズの答えを見つけた。カミさんと「ここまで3.11の福島第一原発事故の風評被害が及んでいるんだね」と少なからぬショックを受ける。ここで食事,買い物や機織り体験をすればボーナスポイントが稼げるが,なにせロゲイニングは初体験でまだ最初のCPでこの先どうなるかちょっと予測がつかない。というわけでトイレに立ち寄ったきりで先に進んだ。
このCPでの通常ポイントは50点だ。CPは700番台が1ヶ所,600番台が1ヶ所,500番台が10ヶ所,400番台が10ヶ所,300番台が17ヶ所,200番台が16ヶ所,100番台が21ヶ所の合計76ヶ所が設定されている。通常ポイントはそれぞれの番台で70,60,50,40,30,20,10点が割り振られている。さらにCPでの買い物・食事でボーナスポイントが10点,CPでの各種体験で10〜20点のボーナスポイントが与えられる仕組みだ。
CP105の旨いラーメン屋 壱麺はコクのあるスープと中細ストレート麺がピッタリの味噌ラーメンが人気というがまだオープンしていない。写真を撮っただけでスルーする。このようにCPでは当日配布されたCP位置説明書の写真と同じアングルでスマホやデジカメなどでCP到達証明になるように記録するルールだ。同一の機材に記録するという細かいルールもあった。実際には我々のように入賞にからまなかったチームは記録写真を確認されることはなかった。
CP102の手しごと厨房キッチンパパは手作りふっくらハンバーグが人気というがここも開店していない。
CP404の羽田春日神社は町指定の天然記念物の大フジが有名だ。自分はクリート付きのサイクルシューズを履いてきたので石段を登るのはちょっとおっかなびっくり状態だ。カミさんはMTB用のシューズなのでそれほどの苦もなく拝殿に到着した。藤の季節は過ぎていたがイチョウの黄葉が見事だった。ここで出会ったチームから「去年は大会役員から写真には人物が写り込んでいる必要があると言われた」と聞いていたのでカミさんを写真に写し込んだ。後になって大会要項を熟読しても人物の写り込みに関する記述はなかった…
CP202福田公民館は国道からはずれたところを地図は示している。春日神社の先の民家の倉庫で収穫した柑橘類の作業をしている夫妻に公民館の場所を尋ねた。本来は地図とコンパスに頼ってCPを見つけるのだろう。だがこのように地域の人たちと交わるのもこの大会の趣旨だから良しとしよう(とかってな解釈)。公民館の入り口で,今は使われてないが,昔懐かしい丸形の郵便ポストが出迎えてくれた。写真を撮っていると近づいてきた男の人が話しかけてきた。このサイクリングの趣旨などを説明して,かわりに次のCPの場所を尋ねた。すると,その方はこの先のCPの乗馬倶楽部の会長さんであることが分かりあれこれと情報をいただいた。
CP203円照寺は何人かの助っ人で到達できた。公民館を出て左折してからしばらく川沿いを走ったがどうやらコースを間違えたらしい。Uターンして公民館を降りたところにもどった。そこで運搬作業をしていた人に尋ねたが地元の人でなかったので分からなかった。しかし,別の作業員さんがスマホで調べてくれて道を教えてくれた。わざわざ調べていただいた親切に感謝のお礼をしてペダルを踏み出した。そこへへウォーキング部門の若者チームが通りかかったので同行して探し当てた。聞けば若者チームは16歳で我々と同じコースをランニングしながら来たというのではないか。ウォーキングとランニングでもこんなにも早くここまで来られたのかとカミさんともどもビックリだった。
スマホでCPを検索してナビゲーションしてもらえば楽にCPに到達できるだろう。しかし,コンパスと紙の地図で現在地と目標のCPを探して走るのが本来のロゲイニング(オリエンテーリング)なのだ。と,やせ我慢だ。あ〜ぁ,三度のドイツ自転車旅(ヴェーザー川・ロマンチック街道自転車道,マイン川・ライン川・モーゼル川・ザール川自転車道,ドナウ川・エルベ川自転車道)で何度も地図を読み違えて道をロストしてときには途方にくれた体験の思い出がよみがえる。
CP101川俣乗馬倶楽部では函館競馬を退職(?)したサラブレッドの乗馬体験をした。子どもたちや孫たちに乗馬体験をさせたことは何回もあるが,はて,自分は馬に乗ったことがあったのか記憶は定かではない。この乗馬体験でボーナスポイントを20点稼いだ。えーと2人だから40点かな? 1チームは2〜5名だから5名が体験すれば100点? (大会役員に領収書を提出して計算してもらったらチーム単位での計算だったので20点のボーナス得点だった)
CP503サトーファームは200頭(カミさんは300頭と聞いたと言う)もの成牛を飼育する牧場で牛乳や牧草の生産や堆肥の製造販売をしているという。ここで大会役員から福島県のソウルドリンク「酪王カフェオレ」のパックがふるまわれた。そういえば翌日にたずねた福島市内の道の駅ふくしまでも見かけたな。
CP402農道沿い「お堂」を見つけるのに難儀した。地図をたよりに出発したもののファームでの大会役員から聞いたコースがわからなくなった。なおも進んで行くと広い道にでくわしたがカミさんは右方向が次のCPだという。どうも怪しいと思い,通りかかった軽トラに停まってもらい尋ねたところ左方向に進み十字路を右方向だと教えられた。その人の指さすほうをみればクルマが通行している。ありがたくお礼を述べて十字路を右折するとヒルクライムが始まった。700mほどの登りは自分にとっては楽勝であるがこのところ坂を登り慣れてないカミさんは途中で足を止めてしまった。「頂上は近いよ」と励まし登らせてようやく峠の頂上に着いた。反対からきた大会参加者からCPは直ぐだと聞かされてダウンヒルを開始した。ちょっと降った左手にようやくCPのお堂を見つけた。
ここでカミさんが「お腹が空いてハンガーノックを起こしそう」というので非常食のエネルギーバーを食べながらしばしの休息をとった。
CP302伊豆大権現までの長いダウンヒルは爽快そのものだった。ルンルン気分で飛ばしたいがかつての2回ものクルマとの衝突事故を思い出してスピードを抑えながら降った。反対側から上ってきたチームに「この先はずっと登りが続きますよ」と声掛けしたら「途中で引き返します」と言いながら喘ぎつつ登っていった。サトーファームでの酪王カフェオレは飲まないのかな。
CP201アンスリウムハウス・高橋祐吉氏は国道349が見えてきたあたりでちいさな看板がある手前の細い道を入ったところにあった。事務所から出てきた人に案内されてハウスの見学をさせてもらった。町民が「復興の花」とよんでいる「かわまたアンスリウム」は川俣町の公式ホームページによれば,震災からの早期復興を支援するため近畿大学による「”オール近大”川俣町復興支援プロジェクト」の一環として栽培した花だ。2017年に町内11ヶ所で栽培が始まり,2019年に東京の太田市場に初出荷している。絵画展覧会などでお祝いの花として見たことはあるが川俣町の特産品になっているとは知らなかった。熱帯アメリカ原産の観葉植物ということでハウスの中はじっとりする温度に保たれていた。見学させてもらって花を撮影してボーナスポイント10点を追加した。
CP502おじまふるさと交流館は旧小島小学校の校舎・体育館・グラウンドをそのまま使った施設で78名もの宿泊ができるようになっている。宿泊は5名以上からとなっているので来年の大会に夫婦で利用するには残念ながらダメだな。ここでも放射線に関するクイズの解説・解答が設置されていた。
CP303興隆寺は曹洞宗の禅寺で参道の大きな樹木(マキ?)が目を引いた。次の禅寺を目指してショートカットして国道に戻ろうとスタートしたものの方角を間違って北上してしまった。登りが始まっておかしいなと気づき興隆寺に戻る羽目になった。CP502のおじまふるさと交流館の交差点に戻り国道を南下して素直に次のCPに向かった。
国道349号線を南下してトンネルを抜ける。トンネルの歩道は広く自転車で走るのは楽だった。やがてバス停に頭陀寺の看板を探し当てた。出会った婦人に確認したところ脇の坂を上がっていくと目当ての寺があるという。坂の途中の大きな家の庭でBBQをやっていた人達に励まされヒルクライムを続けると頭陀寺の石碑があった。
CP407頭陀寺(ずだじ)は1449年に開山された県北最古の曹洞宗の古刹という。立派な山門をくぐって石段を上ると本堂があった。左側の土蔵には町指定有形文化財の頭陀寺回転輪蔵があるということだがパスした。
国道に戻り南下して並走する広瀬川を渡り川俣市街に入る。
CP113清川製菓製パン店は看板メニューの油パンの老舗とか。米油で揚げたパン生地内のこし餡の程よい甘さがクセになるという。このパン屋さんで何かお腹を満たすものを期待したが残念ながら午前中で売り切れてしまっていた。我がチームがとったコースではお昼どきに市街地を離れて山地を走ることになったので昼食を取れなかった。仕方なく残っていた卵パンで我慢した。卵パンを食べながら店の奥さんとあれこれとこの大会などの話をした。するとすぐ近くのCPの機織神社を教えてくれた。帰りしなに息子たちへのお土産のクッキーを買った。これでボーナスの10点を獲得した。
CP210機織神社はこの地に養蚕を伝えたとされる小手姫(おてひめ)を神様として祀っている。小手姫は崇峻天皇(1400年前)の妃である大伴小手子で,政争に巻き込まれた実の息子の蜂子皇子を探してこの地にたどり着いたそうだ。春にはこの境内の桜(小手姫桜)がきれいに咲くという。
再び清川製菓製パン店前を走り市街地に入り中丁で左に折れて瓦町から鉄炮町を南下しながらCPを探して走る。
CP116高橋家住宅は江戸末期の安政年間に建てられた商家だ。保存された建物では様々なイベントが開催される。
CP208薬膳カフェBONCHI TAROは10月17日のオープンしたばかりの薬膳粥,パン,薬膳茶,コーヒーや新鮮野菜サラダなどを供するカフェだ。ウィンドウ越しにオーナーのマイケルさんが見えた。
CP207ニュー新川は町の特産「川俣シャモ」を使った親子丼やラーメンで人気の店だ。親子丼を食べてみたかったな〜。
CP118保原屋生花店は1960年創業でアレンジメントや花束,鉢物のほかに雑貨も扱う店だ。
CP119おてひめわくわくランドは小学生以下を対象とした無料の屋内遊び場だ。
あぁ,そろそろスタート地点の川俣中央公民館に戻らないと制限時刻に間に合わないぞ。もう一つこの裏にCPがあるからそれを最後にしよう。
CP307かわまた認定こども園は昨年4月1日に開園した公私連携幼保連携型認定こども園だ。川俣町の社会福祉協議会が運営している。ここでも放射線に関するクイズの解説・解答が設置されていた(その旨がCP位置説明表には記載されてなかったが)。
鉄炮町まで戻り広瀬川を渡って中央公民館に戻り着いた。川を渡す広瀬橋もCPだったが慌てていて見過ごしてしまったようだ。ゴールしたのは15時47分30秒だった。バイクをクルマに積んで閉会式会場で到着CPのリストと領収書を集計係に持っていったら役員が集計をしてくれた。(あとになってFacebookに発表されたリザルトを手元のCP位置説明表のマーキングと照らしてみるとCP118とCP119を申告し忘れたことがわかった。)
閉会式では各部門の1位から3位までと特別賞(山木屋賞,里山賞,小手姫コンプリート賞)の表彰があった。表彰式は時間がかかり我らの今晩の宿の飯坂温泉に行く時間がなくなりそうになった。カミさんに相談すると「ラッキー賞の抽選に当たりそうな気がするから待とう」という。ラッキー賞は20組が割り当てられていた。町長さんが抽選箱から取り出す札に,なんと,我がチームナンバーが読み上げられた。カミさんの予想が当たったんだ。参加賞にいただいた品と同じような内容の品々が入っていた。これは息子たちへのお土産に加えよう。
走った距離は25キロ強,獲得標高は340m,実働2時間だった。いまから振り返ると残りの3時間は一体なにをしていたのだろう?! 訪問したチェックポイント22ヶ所の結果は入賞には到底及ばなかった(27位/33チーム,通常点550点+ボーナス点40点の総計590点)が,抽選でラッキー賞を引き当てたので吉としよう。カミさんと揉めてケンカすることもなくサイクリングを楽しんだ。この企画は,なんと,お土産付きで尚且つ参加費無料という驚きだった。もっとも早朝5にクルマで出発して3時間をかけての参加だったが。
その夜は大会場からクルマで1時間の飯坂温泉に泊まり,バイキング料理とビールの食べ放題・飲み放題を堪能した。でも,歳をとると食べる・飲むにも大変なエネルギーを使うことを思い知らされた。
前夜のビール飲み放題で3杯も飲んだため二日酔いを醒まそうと朝風呂に入った。一息ついてからバイキング朝食をとった。この朝も歳甲斐もなく洋式と和式の両方の料理を食べてしまった。はるか昔の人類は常に飢餓の危険と隣り合わせだった。それでチャンスがあれば腹いっぱいに食べてカラダに貯めるという遺伝子(節約遺伝子)が備わったという説がある。飽食の現代ではその遺伝子のおかげで肥満という現象が増えているのだ。てなコジツケでお腹をくちくにした。
いっぱいになったお腹を少しでも空かそうと温泉街の散策に出かけた。この飯坂温泉も廃業した宿がそこかしこにみられた。温泉街も寂しい雰囲気だ。
部屋に戻って周辺の観光地をスマホで漁ってみた。福島市の新しい道の駅ふくしまが近くにあるのでまずはそこを目指した。
道の駅ではりんご,野菜とお昼のお弁当を買った。案内所で周辺の紅葉の情報を尋ねてみた。磐梯吾妻スカイラインはすでに落葉しているが市内の文知摺(もちずり)観音が最盛期だというので行ってみることにした。
文知摺観音の創建は明らかではないようだ。観音堂の創建は1709年,多宝塔の創建は1812年ということだ。古今にわたりこの地を文人墨客が訪れている。9世紀半ばには源融(みなもとのとおる)とこの地の長者の娘の虎女との悲恋物語の舞台となっている。源融の恋歌「みちのくの しのぶもちずり 誰ゆえに 乱れ染めにし 我ならなくに」は古今和歌集(百人一首)に収められている。沢庵和尚(1628)の歌「みだるなと ひとをいさむも おりからに 我が心より しのぶもちずり」,松尾芭蕉(1689)の句「早苗とる 手もとや昔 しのぶずり」,正岡子規(1893)の句「涼しさの 昔を語れ しのぶずり」,小川芋銭(明治・大正)の「若緑 志のぶの丘に 上り見れば 人肌意思石は 雨にぬれいつ」が知られている。
境内いっぱいの紅葉や水月庵からの床紅葉を鑑賞した(床はツルツルでなかったので外の紅葉は映えてなかったが)。
道の駅で買ったお弁当を食べる場所を探し,福島市のシンボルであるという信夫(しのぶ)山に行ってみた。(のちにパソコンで調べてみると,たしかに,福島市の真ん中に信夫山が鎮座している面白い鳥瞰写真が出てきた。)展望台まで行かずに途中の東屋に立ち寄って弁当を開いた。信夫山は桜の名所で展望台からは市街が一望できるという。だが,これから宇都宮の息子の嫁のところに立ち寄る予定があるので早々に下山した。
東北自動車道に乗るために福島の市街をグルグルと走った。あちらこちらの道路のペイントや標識板に「追突注意」の文字がみられた。福島市ってそんなに追突事故が多いのだろうか。十分に車間を取って慎重にクルマを走らせて高速道路に乗り入れた。
宇都宮の息子宅で嫁に会って用事を足して家路についた。
川俣町の豊かな自然・文化・食のすばらしさを満喫できた。そして,ひさしぶりにカミさんとサイクリング,温泉のプチ旅を楽しんだ。