2002年ハイキング/トレッキング

寂光山(3月3日,千葉県君津市,246m)
春の房総を訪ねてみました。成田から乗った東関道は宮城野ICで道を誤り,湾岸道路に入り込み,船橋にでてしまいました。寂光山は低山ながら展望もよく,静かな山歩きができました。目玉は笠石寂光不動でしょうか。
伊豆ガ岳(3月16日,埼玉県名栗村,851m)・武川岳(1051m)
思い切って奥武蔵に出かけました。名栗川(入間川)をさかのぼって,正丸峠近くの名栗少年自然の家までいきました。伊豆ガ岳は奥武蔵でもっとも人気のあるコースとか。関東ふれあいの道のコースにもなっています。男坂の鎖場はもろくなっており,通行禁止でした。登山口にもどり,時間と体力に余裕があったので武川岳にチャレンジしました。帰路の名栗村営さわらびの湯で疲れを癒し,さらに下った大松閣で夕食をとりました。ここの名栗温泉は食事をとると半額になります。
難台山(3月21日,茨城県岩間町,553m)
道祖神峠から難台山へのコースは這いつくばって上るようなピークを3つ越えなければなりませんでした。頂上からちょっと下ったところは鈴蘭の自生地があるそうです。この難台山を見ながら八郷を走るサイクリングのトレーニングコースは私のもっとも好きなコースです。
吾国山(4月3日,茨城県笠間市・八郷町,581m)
チロ,ハナをお伴にカタクリ観察が目的です。道祖神峠から洗心館に向かい,そこから胸突き八丁をのぼります。頂上には立派ながあります。ここからちょっと下ると一面のカタクリの自生地でした。今年はずいぶん早いカタクリのようでした。カタクリは下を向いて咲くので,かがんで見ないと...
土岳(4月20日,茨城県高萩市,600m)・竪破山(茨城県十王町,658m)
北茨城に足を延ばしました。目的は奇岩の堅破山(たつわれさん)と鵜の岬の温泉です。土岳の頂上は広々とした芝生で,展望もなかなかです。昼寝に絶好の場ですね。元来た道を戻り,花貫渓谷を散策しました。秋はさぞ素晴らしいでしょう。堅破山は奇岩の続出する山です。飽きることのないコースでした。なかでも,太刀割石は目を見張ります。展望台からは360度のパノラマが楽しめます。十王町の国民宿舎鵜の岬にこの四月に日帰り温泉がオープンしています。露天風呂からは太平洋が一望できます。4時過ぎには半額になります。お土産の魚の干物も楽しみです。
奥久慈男体山(5月3日,茨城県大子町,654m)
渋滞にはまりながらも,久慈川をさかのぼり奥久慈男体山に挑戦しました。この3月に山火事があって辺り一面はまだ無残な姿です。よせば良いのに健脚コースを選んでしまいました。10ヶ所もある鎖場をイヌを抱きかかえながら登り,難儀しました。焼け跡にギンリョソウを見つけましたが,写真はピンボケで残念でした。頂上の社からの展望は素晴らしいですが足がすくむほどでした。帰路は,ちょっと脇に入りますが,金砂郷町の町営温泉金砂の湯がおすすめです。休日も500円で,ソフトクリームはお勧め。
加波山(5月12日,茨城県真壁町,709m)
10年ぶりに加波山を訪ねてみました。桜坊から本宮道を上り,親宮道を降りるコースをとりました。麓は晴れでしたが,途中から霧が出てきました。修験道の山らしく登山路には「五合目」とか「三十八丁目」などの指導標があり,励みになるかもしれません。山頂付近の加波山大神社を始めとしていくつかの社は,霧のためにさらに幽玄な雰囲気を漂わせていました。下山路には山椒魚谷なんて清流の沢がありますが,最後は砕石場とコンクリート舗装路で興ざめです。
茶臼岳(6月2日,栃木県那須町,1915m)
息子夫婦を誘って那須岳の一峰の茶臼岳に登りました。老犬がお伴なので,峠の茶屋を起点,終点とするロープウェイを使わない歩きのコースです。ガレ場だらけの道ですが,あたりの眺めは素晴らしく,頂上からは360度の展望が楽しめました。いったんロープウェイ山頂駅に下り,那須自然ふれあいの道を牛が首の無限地獄へとたどりました。姥が平の眺望は,次はあそこから三斗小屋温泉へ,の期待を十分に持たせるほどのものでした。この日は時々ふらつくほどに風が強く,手袋やウィンドブレーカーがあっても良いほどの肌寒さでした。
奥入瀬渓流(8月18日,青森県十和田湖町)
初めての青森の旅は十和田湖,奥入瀬,八甲田をハイクすることにしました。奥入瀬があんなにも奥深いとは思いませんでした。銚子大滝から雲井も滝間での往復を歩いてみました。ここは半日をかけてのんびりと歩くに限ります。
八甲田山大岳(8月19日,青森県青森市,1584m)
10日ほど降り続いた雨も今日は一休みの天候だとか。酢ケ湯を起点・終点に北八甲田の大岳と湿原の散策を計画しました。北八甲田は水が豊富で,途中の沢や仙人岱の湿原の美味しい水でコーヒーを堪能しました。大岳山頂からの展望はガスがかかり,ほんの一瞬,高田大岳が見えただけでした。しかし,山頂の岩の間のイワキキョウの可憐な花に暑さも忘れました。下山は毛無山の湿原を訪ねるコースをとりました。急な木道の階段を下りる途中から見た下毛無岱の湿原には思わず声が出ました。素晴らしい山行を経験しました。終点の酢ケ湯は文字通りの酸っぱい湯でした。
ミツモチ山(11月3日,栃木県矢板市,1248m)
県民の森を起点,終点とするコースを息子夫婦と歩いてみました。ワンちゃん達は老犬(12,11歳)ながらフィールドに出ると途端に元気になります。第1展望台でチゲ鍋ときのこ鍋焼きうどんを食べながらの昼食をとりました。これが冬のハイキングでの一番のたのしみです(ついでにビールも)。くねくねと曲がる林道をくし刺しにしながら登ると,なにやら白いものが降ってきます。手に取ると,ふっと溶けていく雪です。初雪を体験しました。頂上からは遠くに冠雪した高原山(釈迦ケ岳,鶏頂山)や近くには剣が峰,そして眼下には矢板市のまわりの関東平野を望むことができます。大降りにならないうちにと早々に下山しました。下山路はこれまた退屈なものでした。もう少し紅葉がすすんでいたらもっと楽しめたかも知れません。矢板市内の城の湯は400円と安く,この日の露天風呂はユズ湯でした。

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