手根間関節の動き
手根は,豆状骨をのぞいて,7つのビー玉が入った袋のようなものである。手根の運動は近位列と遠位列の手根骨群のあいだの関節 −手根中央関節 midcarpal joint ,MC関節− とこの手根間関節で運動がおこる。手根間関節は近位列では,舟状骨<->月状骨,月状骨<->三角骨の間の関節で,遠位列では大菱形骨<->小菱形骨,小菱形骨<->有頭骨,有頭骨<->有鈎骨の間の関節の総称である。この関節はほとんど動かないが内転,外転時には複雑な動きをする。