2008年サイクルレース

CSCトラック自転車競技大会2008秋(10月19日,伊豆市,晴)
恒例となったCSCトラック自転車競技大会2008秋に参加した。早朝5時に自宅を出ていつものように常磐道,首都高,東名,厚木小田原道路,箱根新道,伊豆スカイラインを通って修善寺に着いたのは7時半を少し回った頃だった。伊豆スカイラインではかなりの風が吹いていた。山の上だからだろうとの思惑が外れ,会場の北ピストはディスクホィールを吹っ飛ばしそうな強風だった。長袖にウィンドブレーカーを羽織っていても寒い。会場のアナウンサーは「風を見方につけろ,気力で遅れるな」と煽るが,早くもモティべーションは下がりっぱなしだ。
今大会には1kmタイムトライアルとケイリンに出場することになっている。腰の不調と練習不足のために今日のギアはTTは48x15Tに,ケイリンは50x15Tに落としてきたが,今日の風ではもっと落としたいくらいだがメンツが許さない。30分ほどバンクを走ってウォームアップをすることが出来た。9時からの1kmTT最後の組でバックからスタートした。今回はハンドルポストを壊すことなく出れた。しかし,スピードは46キロそこらしか上がらないうちにホームでのもろ逆風に見舞われてふらついてしまった。「風よ止んでくれ」の祈りもむなしくヘロヘロになりながら最後の向かい風を突いてゴールラインに向かった。あ〜〜しかし,結果は何という酷さだ。6年前にトラック競技を始めてから36回の1kmTTを体験したが,今回の記録はワースト2のものになってしまった。それでも32人中の17位の順位だった。数人を除いて,大方の選手は2秒くらいタイムが落ちている。それほど酷い風回りだった。なんて言い訳しても始まらないのは重々承知しているのだが...
 
あまりの悪い記録に胃袋もあきれ果てたのだろうか,食欲がないのでいつも豆腐料理はやめにして暖かいソバをすすっての昼食をとった。2時45分からのケイリンはK,L,Mクラスの合同で61〜73歳の6車立てのレースとなった。事前に,昨年の2位のYさんから「今日は勝つために練習してきましたから」と脅し(?)をかけられた。3番の赤キャップでスタートは1番であったが,別の選手に割り込まれて2番手で周回を重ねることになった。が,先頭の選手は強風のために誘導から離れていく。最後の600mで誘導が離れたので,スッと前に出てそのまま先行体制に入った。第2センターから第4コーナーで後ろから迫ってくる気配を感じたが,とにかく踏み続けた。強風をもろともせずに先行した甲斐があって,逃げ切ることができた。3位までは昨年と同じメンバーになった。最後尾から捲ろうとして今一歩届かなかったという2位のYさんの悔しがること。でも,こちとらの戦法は風に煽られて接触落車が嫌で先行したまでです。
 
かくして今シーズンのレースは終わった。6月にピークが来てしまってベストタイムを出せたが,その後は腰を痛めてモティべーションは下がりっぱなしでトレーニングも満足に出来なかった。しかし,大きな怪我もせずにシーズンを終わらせることが出来たのは良かったと言うべきだろう。 寒い中を付き合ってカメラウーマン役を果たしてくれたカミさんに感謝,感謝。
1kmタイムトライアル 1分26秒320 クラス(K)1位,総合17位/32人
ケイリン K,L,Mクラス 1位
CSCトラック自転車競技大会2008夏(7月19,20日,伊豆市,晴)
昨年の轍を踏まないようにと思い5時15分に自宅を出たのだが,すでに首都高,東名は渋滞で今年も8時45分に到着した。昨年よりも15分早く発った位じゃ到底ダメであった。4時半でも遅いくらいだろう。今年も縁起は良さそうもない。
ハロンをのんびりと眺めていたらローラーに乗るのが遅くなってしまった。でも暑いので1kmTTにはそれほどのアップは要らないだろうと高を括る。ギアは49Tx15Tの常用ギアで,タイヤの空気圧は12気圧を入れた。相変わらず北ピストには風が舞っていて,今日はホームで意識して踏まなければならないようだ。ホーム側から発走機を思い切って踏み出した。

が,1周回ったところでもうすぐ脚が売り切れるのが分かった。 800m辺りではすでにスピードは40km/hを割っている。こりゃダメだ。やっとの思いでゴールした。23秒くらいかなとの予想を遥かに下回り,自己ワースト4の記録の25秒に突入していた。

なんで〜〜っ。1週間前は21秒が出ているのに。1週間前に持っていったピークは,今日はどん底である。日曜にレースで翌日は10kmポイントレースを意識して長めのインターバル走,火曜はヒルクライムでのダッシュのパワートレーニング。そして,中3日を休養日に当てた。でも,ピークは持続できなかった。完全にコンディショニングを失敗してしまっていた。すでに,気分はブルーもいいとこでモティベーションは最低ラインに達している。まさに天国から地獄への転落である。
ここ2年ばかり,この大会では縁起の良くないことばかりが起こっている。今回もアクシデントが起こってしまった。午後の2kmTTはなんとか3分を切ろうと気合いを入れたが,比較的穏やかに出走したつもりだった。

ところが直後にハンドルがガクンと下がってしまい,まっすぐにも走れなくなった。役員さんが慌てて,芝生の方へ行けと叫ぶ。こちらもそのつもりで,なんとか芝生に行き着いて自ら転倒して停まった。機材故障ということで再発走が許された。見ればL社のステムのクランプの雌ネジ山が潰れてしまってハンドルが固定できなくなってしまっていた。アルミ製のステムは軽量化できるだろうが強度は十分ではなかったようだ。雄ネジの長さが十分でなく噛み合わせが不足していたので,それほど強い力が加わった訳ではないのだが,破損してしまったのだった。周りの選手によると,L社のこの手のトラブルは珍しくないとのこと。さらにインターネットで調べてみると,2008年モデルからクランプのネジは4本になっていて,クランプ径は31.8mmのオーバーサイズに変わっていた。カメラウーマンのカミさんは,このレースは転倒しそうな予感がしていたのが当たった,と言う。それにしても,運が悪すぎるヨ。しかし,スピードが上がっていないスタート直後のアクシデントで,余裕を持って芝生で転倒できたのも,観音様がお守りくださったのかもしれない。有り難いことである。

友人がDHハンドルを貸してくれたので,好意に甘えさせてもらい,あれこれ調整してもらった。改めてスタートしたものの,気分は全く乗っていない。

場内アナウンスは,再試技であること,昨年のカテゴリー優勝者であることなどを放送しながら声援を送ってくれる。しかし,脚は依然として回っていない。

案の定,3分は切れなかった。この運のなさは,その日の民宿にまで及んだ。お粗末な夕食,布団部屋のような部屋,ガタガタと騒々しい泊まり客.....
今年の大会はハロンも,ケイリンも止めて10kmポイントレースの完走を狙った。しかし,朝の体調は絶不調である。それでも気を取り直し,早めに会場に行ってバンクの走行で身体を目覚めさせた。ギアは49×15Tのままで行こうかと思ったが,50Tをセットした。キャップは青黒12番である。1周のフリー走行を含んで10kmポイントレースがローリングスタート方式で始まった。


今年もスタート合図後にスピードが上がった。集団の後方に付こうとしたが,すでに第2集団が形成されていた。どこぞの選手が,一人じゃ潰れるからこのままローテーションして完走しよう,と仕切ろうとする。

自分も一人では行く自信が無いので,この集団に入ることにした。しかし,脚は意外に回るではないか。先頭集団に追い越されて-20ポイントとなった。ローテーションの先頭に立ったときにスピードアップするのだが,どうも後ろは苦しそうだ。あ〜〜仕方ないこの集団と心中するか,と決心した。やがて2周回遅れとなってしまった。が,このときにうまい位置にいたのだろうか,結果的には4回目のポイント回数で4位の1ポイントが加算された。それにしても44歳のH女史は凄いです。完全に負けています。

かくして今年もアクシデントから逃れることの出来なかった大会が終わった。
1kmタイムトライアル 1分25秒287 カテゴリーK 2位/総合19位(29人中)
2km個人追い抜き 3分01秒841 カテゴリーK 2位/総合9位(16人中)
10kmポイントレース カテゴリー2(45歳以上男子,女子)-39点 9位(14人中)
第54回茨城県自転車競技選手権大会(7月13日,取手競輪場,晴)
3回目になったToride Pisto '08は国体選考大会も兼ねている。昨日の晩は土砂降りだった天候も今日はピーカンでたっぷりと紫外線が降り注いでいる。今大会は前の2大会よりもちょっと参加人数が少ない。茨城県の選手権ということで皆さん遠慮してくれたのだろうか。
初めの種目は200mハロンだ。スプリント予選となっているが自分にはそんな意識はない。それなりのウォーミングアップをしたが,ダッシュは取り入れてない。50T×15Tのギアをセットしたマシンで,前回の反省から,今回は2周目の第1センターから立ち漕ぎで駆け下りた。あと100mの直線ですでに足がもつれて回ってないようだった。しかし,タイムを見れば自己ベストである。ひそかに後を追いかけているW女史のタイムを上回ることができた。今日は好調なのだろうかと密かに1kmTTに懸けた。
1kmTTは49T×15Tのギアにセットし直した。トレーニングもこの週の前半で登り坂ダッシュ・スプリントやロードレーサーでのヒルクライムトレーニングで質・量を高めた。そうしておいて,中3日の休養を取ってみた。スタート後のスピードは例によってそれほど上がらないが,600mまでは何も考えずにこなせた。第2コーナーを回って最後の直線に入ったところで脚が軽くなって誰かに背中を押されてスピードアップしたような感じを覚えた。この時にバックで追い風が吹いたのだろうか,それとも観音様が背中を押してくれたのだろうか,ともかく最後まできっちりと走ることができた。予想したタイムは22秒だが,実際には21秒台の始めのタイムだった。21秒を出したのは久々のことである。やはり,今日は好調なのだ。これで永遠のライバルのS君に自分の背中を見せることができた。
余勢を駆って午後のケイリンに臨んだ。しかし,頭はハロンのベストとTTの21秒台で満足しきって,モティベーションは全くない状態だ。果たせるかな,予選はまったく踏まずに最下位。やれやれ,これで今日は終わりか,と思ったら10分後に敗者復活戦があるという。止めたいが,前回は雨でDNSしてしまったので罪滅ぼしに敗者復活戦に出ることにした。これもジャンがなっても踏めずにズルズルと後退してしまった。でも,自分よりももっとモティベーションの上がっていない選手がいたので最下位にはならなかった。
今回は恵まれた天候,上手くいったと言えるコンディショニング,そして観音様の後押しで大きな成果が上がった。来週は日本CSCでマスターズ大会である。さてさて,10kmポイントレースは完走できるだろうか。
200mハロン 13秒336
1kmTT   1分21秒136
ケイリン   予選6位,敗者復活戦3位 落選
平成20年度茨城県県民総合体育大会自転車競技大会(6月22日,取手競輪場,曇/雨)
県総体とはいえ,参加者のユニフォームを見ると県外参加者が圧倒的に多い。茨城県車連が今年から敷居を低くしたり,宣伝をうったりした活動の効果が現れ始めている。
朝の5時半に目覚ましで起きたが,外は雨の音がする。それでも朝食をとっている頃には小止みになってきた。カミさんは孫の顔を見に行く予定を立てている。雨の中をゼイゼイと走ろういうほどモティベーションは高くない。それでも,取手競輪場にクルマを走らせた。会場は場外発売と雨が重なって,フィールドにも屋内にもお店を広げられない。やむなく,選手入場通路に陣取りバイクのセッティングを始めた。今日は,ハロン,1kmTT,ケイリンに出場予定だ。
ハロンに向けて50x15Tのギアをセットした。前回の51Tではどうも踏み切れた感じがしなかったからだ。バンクでアップをする頃には雨は上がっていた。ハロンのスタートは10番目であった。1周まわってバンクを駆け上がり第2コーナーを駆け颪た。が,スタート地点ではトップスピートに乗ったという感じは無い。そのまま直線に入るも踏み切れない。ゴールしてみれば前回よりもタイムは縮まっていた。駆け颪の効果が多少はあったようだ。どうやらハロンはここが限界らしい。
アップ代わりのハロンの後は1kmTTである。前回同様に時間はたっぷりとある。ハンドルをDHバーに,ギアを48x15Tに替えた。TTのスタートも10番だった。この頃から,再び雨が降ってきて冷たい風が2センターから1センター方向に吹き始めた。今日もホーム,バックの同時スタートではなくホームからの時差スタートだから,ゴールは追い風になるはずだ。前回のようにホルダーはプロの大薗選手だ。踏み込んだ瞬間に後輪がツルッと滑った。それほど踏み込んだ訳ではないが,降り始めた雨でバンクが濡れて滑ったのだ。1周目は好調に感じた。が,やはりラスト200mはヘロヘロだ。22秒くらいかなと思ったが前よりもホンのちょっぴりだけいいタイムだった。TTもここら辺りが限界かな。
ここで昼休みの休憩となった。が,雨は本降りになってきた。午後のケイリンはどうしようかと思案した。どうせ予選は通らないし。後塵を拝して撥ねた水が掛かるのは必死だし... スプリントの1/8決勝に残った同僚は,家のローンがあるからこの天候では無理は出来ない,と欠場を宣言する始末。で,ケイリンは欠場する旨を受付に申告した。日本スポーツマスターズ大会だったら,ペナルティーの罰金を取られるところだ。早々に荷物をまとめて帰宅した。
200mハロン       13秒688
1kmタイムトライアル 1分23秒480
平成20年茨城県自転車競技大会記録会(4月29日,取手競輪場,晴)
今年も県車連の記録会で自分の自転車レースシーズンの幕が上がった。春になってから風邪をひいたり,ダッシュの練習で腰を痛めたりで良いことはなく,どうにもモティベーションが上がらずにぐうたらに過ごしてしまった(と,まずは昨年同様の言い訳を)。今日のレースも,「行ってくるよ」の声にカミさんの「どこでやるの」とつれない返事だけが返ってきた。せいぜい怪我をしないようにやってこよう,と胸の中で自戒して出かけた。
今年の県車連のレースはTORIPI'08(Toride Pisto)と銘打って,ママチャリ,ロードレーサーもオーケーと大々的に宣伝したために昨年を遥かに上回る大盛況の記録会になった。また,(株)マトリックスの自動計測器が導入され,1/1000秒までの記録が可能になった。
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200mハロンは,またしても50Tを忘れたので,51Tx15Tで臨むことになった。申告タイムが遅いのでスタートは11番目と早い方だ。今年の200mFLには80名近くがエントリーしている。スタートしてカンテに登るときはスタンディングをしたが駆け下りる時は,やる気の無い,シッティングのままだ。そのせいか,ホームに入ってもスピードはそれほど落ちなかったようだ。メーターのトップスピードは53km/hを示していた。タイムは昨年とトントンだったのには,ちょっと驚きというか嬉しいというか...。でも,今日は51Tは大き過ぎたようだ。
次の1kmTTまでには十分の休憩が取れたので,余裕をもって49Tのギアに交換できた。このTTも13番という早いスタート順だった。腰の痛みがまだ残っているので,スタートは踏ん張らずに(というよりも,気合いが入らずに踏ん張れない)出た。しかし,メーターのスピードは50kmそこそこしか行かない。ゴールしてみれば,息はゼイゼイハアハアでもないが,ジワ〜っと大腿四頭筋が強張ってくる。このTTのタイムもこれまた昨年と同様の記録だった。意外に行けるじゃん,と思ってしまった。永遠のライバルのS君のタイムは21秒台。もはや彼の背中がず〜っと遠くに見える。ポラールの記録を見ると,トップスピードに達してからは一気にスピードは落ちるばかりだ。少しは横ばいの線を描きたいものだが...。
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3kmTTは午後からの出走となった。1kmTTと同様にホームからの二人づつの時差スタート形式だ。自分は先行だったので昨年のように抜かれやしないかと,ちょっと心配のスタートだ。J大の昔の同僚からは,2周目を押さえて,とのアドバイスを受けていたのでその通りにした。しかし,そのままズルズルと周回タイムは落ちていき,バックの向かい風では36km/hにもなってしまった。こりゃあかん,とばかりに最終回はスピードアップした。ラストでアップできるならばもっと前から頑張れば良いのに,と思ったりもしたが終わってみての話だ。1kmTTの疲労は回復してなかった,というよりも冬場の走り込み不足が如実に出たという言うべきだ。
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200mハロン       13秒894
1kmタイムトライアル 1分23秒496
3kmタイムトライアル 4分38秒118

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